TW(てーだぶ)その3
2019.7.3
昭和の香り全開のボンネットトラック、TW(通称 てーだぶ)。岩泉ではまだまだ現役バリバリで走っているわけですが、案外アレを見たことのある人は少ないんじゃないですかね?
・車はゴツイですが、アレは可愛いです
TWの魅力の一つはゴツサだと思うんですよね。流線形とか、空気抵抗とか、そういうものとは全く無縁。前も後ろも質実剛健。と・こ・ろ・が、そんなTWにもとても可愛いものを見つけてしまいました!これです。
これTWのカギです。このデカくてゴツイ車のカギが、こんな可愛いなんて誰が想像できますか?いすづのロゴが見た事の無いものだったので、もしかして何らかの理由でカギを純正品以外に交換したのかな?とも思ったのですが、ネットで調べるとどうも純正品のようです。
今度の7/14のイベントではTWが何台も来るらしいので、みんなのカギを見比べてみるのも面白いかもしれません。もしかしたら製造された年代によって違っているかもしれません。
ちなみにエンジンをかけるのは普通の車と一緒で、ハンドル横の鍵穴にカギを指して回すわけですが(最近の車はボタンを押すだけのも増えましたね)、エンジンを止める時がちょっと違います。カギを逆に回してもエンジンは止まりません。それどころかカギを抜いても止まりません。
実は古いトラックや農業用のトラクターなど、軽油で動くディーゼルエンジンの一部では、カギを回してエンジンはかかるものの、カギを逆に回してもエンジンは止まらず、別にある通称「キルスイッチ」というのを引かないとエンジンが止まりません。
TWも同様にエンジンを止めるスイッチがあり、これを引っ張るとエンジンが止まります。上の写真の右から3番目、六角形の飛び出ているボタンがそのスイッチです。六角形のところには「ENGINE STOP PULL STOP」と書いてあり、写真の状態がエンジンが止まっている状態です。エンジンをかける時はこれを押して戻さないと、かかりません。
これであなたもTWを走らせ、止めることが出来ますね(笑)次回はTWの心臓部、エンジンについて書いてみたいと思います。